天然うなぎの産地ってどこが有名!?全国で一番の産地はココだ!
夏のスタミナ食、うなぎ。
土用の丑の日に食べるものはというとうなぎが一般的ですね。
せっかくなら天然の美味しいうなぎを食べて精力をつけたいところ。
だた、日本で出回っているうなぎの99%は養殖です。
天然は大変めずらしいのです。
国内に流通しているのは国産”養殖”うなぎや中国産”養殖”うなぎばかりです。
そんな貴重な天然のうなぎは一体どこで穫れているのでしょうか。
天然うなぎの産地ベスト3を徹底紹介!
天然うなぎの捕獲量は、
1位 茨城県
2位 岡山県
次に青森県と続きます。
この順位はその年によって変動しますがだいたいこの5つの県が上位です。
天然のうなぎを食べたことがない人ってけっこう多いのではないでしょうか。
養殖と違いさっぱりとした味わいになっており、穫れる季節によって味が変わったりします。
ちなみに、国産養殖うなぎの生産量では違う結果になります。
養殖の生産量では
1位 鹿児島県
2位 愛知県
3位 宮崎県
です。
しかし、養殖でさえもうなぎの数はどんどん減っている傾向にあります。
天然うなぎの産地と消費量が多い地域に違いがある!?
うなぎの「かば焼き」の消費量が多い都道府県はどこでしょうか。
その年によって変わるのですがいつも上位にある都道府県は
石川県
石川県以外は近畿圏、東海地方が多い印象ですね。
これは必ずしも捕獲量や生産地が多い地域でうなきがたくさん食べられている、というわけではないようです。
うなぎといえば、静岡県というのも一般的に認知されています。
うなぎパイで有名なお菓子も浜松ですね。
愛知県も「ひつまぶし」で有名です。
こうしてみると、全国的にうなぎは身近に感じます。
絶滅危惧種のうなぎの未来
うなぎ減少の原因は諸説ありますが「乱獲」ではないかといわれています。
うなぎの本当の旬の時期は「冬」です。
しかし、うなぎといえば夏に食べるイメージがありますよね。
うなぎを夏に食べる習慣は、江戸時代中期頃に始まりました。
夏にも栄養満点のうなぎを売りたい!というお店の思惑から“6月の土用丑の日は「う」のつくうなぎを食べよう”という風潮が世間一般に広まりました。
特に2000年ごろからその傾向が強くなり、うなぎの数はますます減少。
ついに、うなぎは絶滅危惧種に認定されてしまったというわけです。
実はうなぎは、その生態はいまだによく解明されていません。
どこで生まれて日本の川までどう泳いでくるのかわかっていないのです。
さらにうなぎの成熟までには10年近くかかるのですから本当にめずらしく謎の生き物なんですね。
そんなうなぎの消費量は世界で見ると日本がダントツ1位です。
普段、お店に普通に売られていますので危機感を感じにくいのですが、実はかなり危ない状態にあり、その結果、価格も高騰。
このままでは、うなぎのお店が消えていくことはたしかです。
土用丑の日は、うなぎを食べるだけでなく、うなぎの未来のことを考える日にしてはどうでしょうか。
うなぎは美味しいけど、このままではうなぎそのものがいなくなってしまう可能性があります。
うなぎの未来の為に何をしたらよいのでしょうか。
まとめ
土用丑の日は「う」のつくものを食べるといいとされています。
つまり、何もうなぎを食べるのではなく他の「う」のつくものを食べてもいいわけです。
例えば、
消化のいい「うどん」
夏の疲れ防止になる「梅干し」
夏が旬のうりの野菜
または、うなぎパイ・・・
などなど。
近畿大学が開発した「うなぎ味のなまず」も有名になり、うなぎを守ろうという傾向が強まっています。
昔から食べられていた日本伝統のうなぎが日本にたくさん帰ってくるように守っていきたいですね。