八重桜の名所を一挙公開!関東で八重桜を見るならココは外せない!
日本人は桜が好きな人が大半でしょう。
そして桜の代表格にあげられるものは、ソメイヨシノという桜です。
でも他にもまだきれいな桜である八重桜があります。
八重桜の名所はどこかを紹介していきます。
八重桜を関東で見るならこの名所!
静峰ふるさと公園
所在地
茨城県那珂市
見どころ
ここでの八重桜は、「日本のさくらの名所100選」にも選ばれるほどに人気の見事な咲きっぷりです。
12ヘクタールもある広い園内には八重桜が2000本も植えられています。
満開の時期にはライトアップもされます。
ライトに映し出された幻想的な八重桜を堪能できます。
新宿御苑
所在地
東京都新宿区
見どころ
八重桜の木が約1100本ほどあります。
品種は65種類もあります。
新宿御苑は国立公園ですが、元は皇室の庭園として作られた場所です。
フランス式に整えられた並木に、イギリス式の風景式庭園、そして伝統的な日本庭園を組み合わせて作られた場所です。
巧みな和洋折衷の中に置かれた美しい日本の八重桜を楽しんではいかがでしょうか。
長瀞町にある桜
所在地
埼玉県秩父郡長瀞町
見どころ
長瀞町の桜もまた、「日本のさくらの名所100選」に選ばれるほどの見事さです。
ここでは、それぞれ品種が異なるおよそ3000本にもなる桜の木が植えられています。
そのため時期によって名所が変わる場所でもあります。
見どころは何と言っても500本の八重桜で造られたトンネル「通り抜けの桜」です。
距離にして800メートルにもなる桜並木の下を歩くことができます。
八重桜好きには辛抱たまらんな場所ですね。
なお通り抜け桜の開花時期には、ライトアップもされます。
幻想的なトンネルを大切な人と歩いてみませんか?
水上公園
所在地
埼玉県川越市
見どころ
この公園の八重桜は、室町時代からの品種である寒山や普賢象です。
公園にはソメイヨシノも植えられており、ソメイヨシノが散った後に入れ替わりで咲いて訪れる人の目を楽しませます。
歴史と威厳を備えているこれらの八重桜を愛でることもまた一興でしょう。
三ッ池公園
所在地
神奈川県横浜市鶴見区
見どころ
こちらも「日本のさくらの名所100選」に選ばれている場所です。
およそ1600本の桜があり、さまざまな桜を堪能することができます。
三ッ池公園はその名の通り、3つの池に囲まれた自然が豊かな公園です。
日頃の喧騒から離れて、自然の中で八重桜を堪能してはいかがでしょう。
八重桜はいつからいつまで見られるの?
八重桜の開花時期は、地域によって多少変化します。
関東では八重桜が開花する時期は、大体4月中旬からになります。
八重桜はソメイヨシノの開花時期と比べると、1週間から2週間ほど遅れています。
つまり八重桜は、ソメイヨシノが葉桜となる時期に開花を始めることになります。
八重桜は長いものでは5月上旬まで咲くものがありますので、ゴールデンウィークの楽しみとすることも可能です。
夏に近づいている5月の日差しを浴びての花見も、また粋なものでしょう。
八重咲の種類
八重桜は特定の桜の固有名詞ではなく、八重咲の桜の総称とのことです。
八重桜の種類は、全部で300種類あると言われています。
八重桜は総称で、花びらがかさなって咲く八重咲となる桜のことです。
ボタン桜という名称もあります。
花弁の枚数が多い花で、花弁が非常に多くて細いキクザキの場合は「キクザクラ」と呼ばれることがあります。
以下に有名な八重桜の種類を書いていきます。
種類①関山
八重桜の中で最も有名な品種です。
種類②八重紅枝垂
濃紅色をしており、開花時期は4月中旬となっています。
別称として仙台八重紅枝垂、仙台小桜、平安紅枝垂があります。
種類③普賢象
開花当初は薄いピンクですが、時間の経過と共に白くなっていきます。
花から出ているおしべが普賢象の鼻に似ているため、この名前がついたと言われています。
種類④鬱金
薄黄色の花びらを持つ八重桜です。
種類⑤一葉
真っ白な花を咲かせます。
花から葉の形をしているおしべが出ていることから、この名前がついたそうです。
種類⑥奈良の八重桜
奈良を代表とする桜で、開花時期は5月上旬と非常に遅い八重桜です。
種類⑦御衣黄
珍しい緑色の花が咲きます。
最盛期を過ぎてからは花が赤みを帯びていきます。
種類⑧楊貴妃
淡紅色の花が咲きます。
奈良興福寺の僧である玄宗のお気に入りであったことから、この名前がつけられました。
種類⑨塩竈桜
国の天然記念物に指定されています。
塩竈神社の境内にある31本が塩竈ザクラの名称です。
八重桜の花言葉
八重桜は学校に植えられることが多い桜でもあります。
学校に植えられる理由は花言葉にあります。
花弁が重なって咲くことから八重桜の花言葉は、「豊かな教育」「善良な教育」「しとやか」です。
なお桜の総合的な花言葉は「精神の美」「優美な女性」です。
花見の歴史
日本で花見のイベントが行われるようになったのは、平安時代からです。
当時、花見は貴族の娯楽でした。
時代が進むに連れて武家も花見を行うようになり、江戸時代になってから庶民も花見を娯楽として楽しむようになりました。
桜が尊ばれるようになったのは平安時代からで、それまでは中国の影響もあり梅が尊い花とされていました。
日本を代表する花にも歴史ありですね。
まとめ
今年はお花見シーズンを逃してしまったという方には朗報です。
八重桜は長く咲く花ですので、長いものでは5月までお花見を楽しむことができます。
お花見が好きなのに、桜が散ってしまえばもうできない、と残念に思っている方にも八重桜はおすすめです。
種類によって花の色も楽しめ、ソメイヨシノなどの桜とは違う花の雰囲気を堪能することができます。
お花見のルールを守って、八重桜でのお花見を楽しんではいかがでしょうか。