ミズクラゲの毒性とは!?ミズクラゲに刺された時の対処法!
ミズクラゲと聞くと、毒を持った危険な生物と言うイメージが強いのではないでしょうか。
海水浴場などで見かけるクラゲのほとんどは、ミズクラゲですが、確かに毒を持っていることは事実です。
毒と聞くだけで危ないことは間違いありませんが、命の危険を脅かすような毒を持っているのか、本当のところはどうなのか気になるところです。
そんなミズクラゲの毒性や、刺されてしまったときの対処方法などをまとめてみました。
ミズクラゲの毒性について本当のところを詳しく解説します!
鑑賞用としても人気のあるミズクラゲ。
自宅でペットとして買う人もいるほどです。
その愛くるしいルックスが人気を博している生き物でもあります。
その姿を見るだけでは、とても毒を持っている生き物とは思えませんが、ミズクラゲという生物は毒を有しています。
私も子供の頃に海で足をクラゲに刺されたことがあります。
チクっという感触があったなと言う程度でしたが、特にケアもしないでいたら腫れてしまいました。
家にある軟膏を塗っていたらそのうち収まりましたが・・・。
ミズクラゲの毒性について調べたところ、実はそれほど毒性は強くない
ことが分かりました。
東シナ海などに生息し、時折沖縄の海にも姿を現す「ハブクラゲ」と言う
猛毒を持つクラゲがいます。
刺された瞬間に激痛が走り、刺された周囲はミミズ腫れになります。
10日程度痛みが続くこともあります。
命を落とすまでではありませんが、過去に死亡例もあるくらいです。
犠牲になったのは全てお子さんでした。
抵抗力の弱い場合はそのようなことも起こるようです。
ハブクラゲの紹介が長くなってしまいましたが、毒性と言う点で言えば、ミズクラゲは4分の1以下と言われています。
万が一刺されても重傷に至るまでには行きません。
結論として、ミズクラゲは恐れる生き物ではないということです。
だからと言ってやたらと触るのは止めましょう。
ミズクラゲに刺された時の痛みと刺された後の応急処置方法は?
ミズクラゲに刺されてしまった場合、体の部位にもよりますが、ほとんど痛みを感じることがありません。
そのため、刺されたことに気が付かない場合もあるほどです。
ミズクラゲは毒を刺す部分(触手)が非常に短く、人の皮膚を通すには至らないためです。
稀に皮膚の薄い部分を刺された時に痛みを感じ腫れることがありますがそれでもちょっとした痛みで済みます。
刺されたと感じた場合はすぐに海から出て、バケツなどに海水をくみ、その海水で患部を洗い流すようにしましょう。
その時、患部はこすらないようにしてください。
針が残っていたら、それが深く突き刺さって腫れあがってしまうかも知れません。
それを何度か繰り返すだけで大丈夫です。
唇など皮膚の薄い部分を刺されてしまった時は、海水で洗い流したあとに患部をよく冷やします。
これでかゆみや腫れを抑えることが出来ます。
それでも症状が出てしまう場合は、お医者さんにかかりましょう。
ただ…一つだけ気を付けなければならないことがあります。
毒性はほとんどないと言いましたが、まれにアレルギー症状のような呼吸の乱れや発疹が出るケースがあります。
「アナフィラキシーショック」と呼ばれるもので、酷くなると血圧の低下や意識障害にもつながる大変危険なものです。
命の危険にさらされてしまうことにもなります。
その時は大至急病院に行くことが何よりも大切です。
まとめ
ミズクラゲの毒性や刺された時の対処法は、ご理解いただけたでしょうか。
あまり馴染みのない生物だけに、戸惑ってしまいますよね。
毒と言う言葉が独り歩きしてしまっている部分は否めませんが、ミズクラゲについて言えば、怖い生物ではないということは理解していただきたいですね。