沖縄海塩研究所ってなに?立体式塩田タワーで作る粟国の塩の特徴は!?
沖縄県粟国島にある沖縄海塩研究所。
ここでは知る人ぞ知る「粟国の塩」が生産されています。
ただ、その生産方法がちょっと変わっていて、近年ではメディアに取り上げられることも多くなってきました。
沖縄県粟国島にある沖縄海塩研究所とはどんなところなのか?
粟国の塩の変わった製造方法とはどんなものなのか?
この記事で解説していきます!
沖縄県粟国島にある沖縄海塩研究所ってどんなとこ?
沖縄海塩研究所の所長は元々沖縄本島で塩の研究をしていました。
しかし、沖縄本島の開発が進み、塩の研究を追い求めてたどり着いたのが粟国島。
豊かな山々や透き通った海。
また、この地方の農業では農薬が使われていないことも功を奏し、粟国島に沖縄海塩研究所を設立しました。
所在地
〒901-3702 沖縄県島尻郡粟国村東8316
那覇市の北西約60kmに位置し、面積7.62km2、周囲12.8km。産業は主に農業と漁業で、近年では製塩業も有名である。周囲に島はなく一島一村となっており、沖縄県島尻郡粟国村に属している。
かつては粟の産地として知られており、粟島とも呼ばれ、名前の由来となっている。また飢饉用に植えられたソテツが多く残っており、別名「ソテツの島」ともいわれる。
引用:ウィキペディアより
立体式塩田タワーが凄すぎる!?
沖縄海塩研究所と言えば、「粟国の塩」で全国的にも有名ですが、その粟国の塩を生成している方法が変わっているのです。
立体式塩田タワーは四角い構造の穴のあいた建物です。
一風変わったこの建物の中には15000本ものモウソウダケがつるされています。
このモウソウダケにはポンプによってくみ上げた海水が流されるわけです。
1日20回循環させるのを1週間繰り返すことによって、海水の塩分濃度が高まるのです。
その理由は立体式塩田タワーにあります。
穴の開いたこの構造物のおかげでモウソウダケに流された海水の水分は、風によって蒸発します。
それを繰り返すことによって塩分濃度が高まっていくのです。
立体式塩田タワーに流れる風と、透き通った海だからこそなせる業ですね。
釜で炊くこと20時間
塩分濃度の高い塩水(かんすい)になったところで、あとは丁寧に時間をかけて釜で炊いていきます。
この工程を経て、自然乾燥をしてから最終的にパッケージに詰められて商品化されるわけです。
全国的に知られている粟国の塩には職人さんの手間暇がかけられているんですね。
粟国の塩の特徴って?
世界が認める輸出有望加工食品40選にも選ばれている粟国の塩ですが、日本中だけでなく、世界中からもオファーが殺到しています。
ミネラル豊富な粟国の塩はどんな料理にも合い、素材の持つ旨味をグッと引き立たせてくれます。
特に野菜にかけると甘味が引き立つと評判のお塩です。
またシンプルに粟国の塩で作った塩むすびは絶品です。
ネットの口コミでも評判が高く、リピーターが続出すると話題です。
粟国の塩はどこで買える?
現在はネット通販で安く買う事もできるので、比較的容易に手に入れることが出来ます。
しかし、メディアでも紹介されるケースが多いお塩なので、売り切れになるケースも多く、在庫があった場合には即購入した方が無難でしょう。
さいごに
いかがだったでしょうか?
きれいな海と特殊な製法で作られた粟国の塩。
沖縄海塩研究所の所長がこだわりぬいた環境で作り上げられた逸品ですので、みなさんもぜひ試してみてくださいね!