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お盆の迎え火の時間とお盆の迎え火や送り火の正しいやり方!?

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日本古来の風習としてお盆の送り火と迎え火がありますね。

 

亡くなった方が迷わずに家に来られるように、迷わずに帰って行けるように行われるものです。

 

お盆の風物詩とも言えますが、やったことがない、昔はやっていたけど今はやっていないなど、必ず行われているわけでは無いようです。

 

また、毎年やっているけど、実は迎え火のハッキリした時間は分からないという人も多いでしょう。

 

お盆の迎え火やその正しいやり方についてまとめてみました。

 

お盆の迎え火の時間はこの時間!

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お盆の迎え火を行うべき日とされるのは諸説あります。

 

その中でも一般的なのは8月13日と言われています。

土地柄によっては8月12日に行うところもあります。

 

実際何時に行うのかというところが気になりますよね。

 

昔から言われているのは、霊は日が落ちてから活動するのが一般的です。

それを踏まえると、日没後に迎え火を焚くのが亡くなった方をお迎えするに相応しいタイミングということになります。

 

ですが、そこまで厳密かと言うとそういう事はありません。

時間ということで言えば、ご家族の都合の良い時間に迎え火を焚いても何ら問題はないのです。

 

ご家族全員が揃った夜にたいてもいいですし、日中家にいる人たちだけで焚くのでもOKです。

 

一番は気持ちの問題と言えるからです。

 

霊の活動時間は夕方からと書きましたが、これも解釈で、亡くなった方を霊として扱うのか、亡くなった方はあくまで亡くなった方として扱うかによっても変わってきます。

 

迎え火を焚くという行為自体が気持ちなので、時間に厳密になる必要は全くありません。

 

お盆の迎え火や送り火の正しいやり方

迎え火や送り火は実際にどのようにしてやるのでしょうか。

 地域によっては独特なやり方を用いている場合もありますが、一般的と言われている手法を紹介します。

 

迎え火にしても送り火にしても、用いる道具は同じものを使います。

「おがら(麻の皮をはぎ取ったもの)」「焙烙(ほうろく:素焼きの皿)」の2種類です。

 

2種類ともお盆の時期になると、スーパーやホームセンターなどで購入することが出来ます。

 

ほとんどの場合は、特設コーナーが設けられている場合が多いので、探すことに苦労はしません。

 

迎え火は8月13日に、玄関先でおがらを焙烙に入れて火をつけ、火が消えるのを静かに待ちます。

 

送り火は8月16日に、迎え火と同様におがらに火をつけます。

 

ただ、近年では集合住宅に住んでいる人が増え、火をつけるのが簡単ではない場合もあります。

 

そのような場合は「盆提灯」がその役目を果たします。

盆提灯にろうそくを入れて火をともすことで、迎え火と送り火の役目を十分に果たします。

 

小さなお子さんと一緒に行う場合など、ろうそくの灯も危ないという場合には、電池式で明りが灯る盆提灯を使用すると良いでしょう。

 

迎え火と送り火は亡くなった方を迎え送るためのものですので、お供え物も必要になります。

 

代表的なお供え物としては、「きゅうり」「なす」の2種類の野菜を使います。

 それぞれの野菜に短く切った割りばしを4本差します。

 

これは「きゅうり」が「馬」を表し、「なす」が牛を表現します。

馬に乗って早く家に来られるように、牛に乗ってゆっくりと天国へ帰るようにと言う意味が込められています。

 

食べ物としては団子がよいでしょう。

これはお盆に限ったことではありませんが、霊前にはよく団子をお供えしますよね。

 

考え方としては全く同じです。

こちらもお盆の時期になると、お供え物としてスーパーなどに並ぶので、

それを購入してお供えすると良いでしょう。

 

まとめ

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最近は迎え火・送り火ともやらない家庭も増えたという話も聞きます。

時代の流れとともに廃れてしまうのではという危惧もあります。

 

しかし亡くなる方はいつの時代にも存在しますし、いつまでも家族の一員として心に留めておきたいもの。

 

是非古き良き風習を受け継いでもらいたいと思います。