打ち水の意味に疑問!正しく効果的なやり方をしないと逆効果!?
ここ数年、暑い夏が続いていますね。そんな時には「打ち水」してひんやり涼しくなろう!
ということで最近打ち水をしている人たちがよくいますよね。
でも、打ち水って本当に効果があるの?
そもそも打ち水って何なの?
打ち水ってただ水をまくだけでいいの?
知っているようで知らない『打ち水』の世界に切り込んでいきます!
打ち水をする意味は?
そもそも『打ち水』とは何なのでしょうか?
『打ち水』とは、夏場によく見られる光景で、太陽によって熱せられた道路や地面に水をまいて表面の温度を下げることで涼しくなろうという日本古来の伝統的な暑さ対策の一つです。
よく旅館の仲居さんや料亭の女将さん等が朝一番に玄関先に水をまいて気持ちよい一日にしよう!という縁起モノにもなっていますね。
(これは私の独断と偏見ですが(笑))
でも、打ち水は私たちも気軽に行うことが出来るのです!
自宅のベランダやお庭に水をまくことで、暑さを和らげることが出来ます。
最近では企業がイベントの一つとして打ち水を開催することや、都市部がヒートアイランド現象対策という事で打ち水を推し進めたりしています。
ちなみにヒートアイランド現象というのはある都道府県の都心部(中心地)の気温が郊外の気温より高くなる現象の事です。
埋め立てられた場所とかはよく気温が高いと問題になっています。
地球温暖化の大きな問題の一つとなっています。
その地球温暖化対策の一つとしても打ち水は注目されています!
打ち水の効果ってあるの?ないの?効果的にやるには?
実際に打ち水をする事で、体感的に涼しくなります!
打ち水をするのとしないのとでは2℃も違うのです!
2℃下がるのはかなり大きいです!
しかし、ただ打ち水して暑さを和らげようとするだけでは効果はありません。
実際、真夏日や猛暑日の昼間のアスファルト道路などは少しの水をまいただけではほとんど効果は無く、逆に気温を上げてしまう事になりかねません!!
だからといって大量の水をまくと車や歩行者の妨げになりかねません。
企業のイベントは主に昼間に行われることが多く、もしかしたら逆効果を招いているかも…
さらに、湿度が高い時に打ち水をすると逆に暑く感じることが…
ムシムシしている時に打ち水はご法度です…
それでは、効果的にしっかりと打ち水を行うにはどうすればいいのでしょうか?
それは、効果が出ない事の逆のことをしていけばいいのです!!
真夏日や猛暑日の昼間がいけないのならばその逆である日光が比較的弱い朝夕の時間帯に行う。
大量の水がいけないならばその逆である地面が湿るぐらいのそこまで多くない水をまく。
なので、旅館や料亭での朝の打ち水はあながち間違いではないですね!!
しかも、打ち水に使う水は水道水ではなくお米のとぎ汁やお風呂の残り水、さらには雨水などを使っても構いません!!
打ち水のためにわざわざ水道水を使用するのは無駄になってしまいます。
水の大切さを知るキッカケにも打ち水はなるかもしれませんね!
まとめ
打ち水の効果について私なりに書いてみました。
地球温暖化が問題となっている今日この頃、そんな時に1周回って伝統的な日本文化である打ち水が再注目されることはとてもいい事です!!
ハイテク機械などに頼ることなく伝統的なやり方で地球温暖化に歯止めをかけよう。
その気持ちは本当に大切であり大事なことです。
しかし、やり方が間違っていれば全てが間違いになり逆効果になり無意味です。
正しい知識を持ち、正しく行う。それが正しい効果につながる。
小さい事ですが、しかも、無駄を出すことなく一人一人が正しい知識を持って行えば、しっかりと温暖化対策になる!それが打ち水なのです!