ドライアイはコンタクトできないってホント!?コンタクトレンズとドライアイの関係性!
眼が乾いたり、ごろごろ、なんだかしょぼしょぼする。。。
仕事でパソコンを使用する方だと誰もがこんな症状を感じたことがあるのではないでしょうか??
約3人に1人はドライアイと言われており非常に身近な症状と言えるでしょう。
ドライアイだとコンタクトができない理由
ドライアイは目の表面の水分が少ない涙のトラブルです。
その涙が少ない状態でコンタクトレンズを装着すると、トラブルになりやすく、まばたきのたびに、コンタクトレンズと角膜がこすれるためゴロゴロすると感じたり、乾燥すると感じます。
角膜に傷がつくと充血したり、めやにが増えることでコンタクトレンズが汚れます。
レンズの汚れがさらにかゆみを引き起こしコンタクトレンズの装用が困難になります。
一度トラブルに合うと、もちろん治るまではコンタクトレンズは装着できませんし、再発しないようにしなければ、せっかく治ってもまたトラブルが起き、前よりも悪化したり、コンタクトを今後装着できなくなることもあります。
もっと具体的にドライアイを説明すると
ドライアイとは、目を守る涙の量が不足し、涙が均等にいきわたらなくなることで起こる目の病気です。
涙はいわば目のバリアの役割をしており
・乾燥を防ぐ
・角膜に酸素や栄養を運ぶ
・ほこりやごみを洗い流す
・ばい菌などの進入を抑制
・角膜の表面をなめらかに保ち見る役割をサポート
という働きがあります。
これがうまく働かないと目の表面に傷がついてしまうこともあります。
高齢化やエアコンの使用、長時間のパソコン業務やスマートホンの利用、コンタクトレンズの装着者の増加により患者は増加傾向です。
日本人の3人に1人がドライアイと言われているため約2,200万人がこの症状を発症していると言えます。
高齢化によるドライアイの増加は、年齢とともに涙液の分泌が低下し、目の表面の油の出も低下することから発症しやすいと言われています。
また、パソコンやスマートホンの長時間の利用はまばたきの回数が減少することが原因です。
まばたきが減ることで涙の蒸発がさらに増え新しい涙の供給も減ることでドライアイになると言われています。
簡単ドライアイチェック!!
✓目が疲れやすいと感じる
✓目の痛みを感じる
✓白っぽいめやにが出るようになった
✓目がごろごろとする不快感を感じる
✓理由もないのに涙が出るようになった
✓物がかすんだり、ぼやけて見える
✓目のかゆみを感じる
✓目がなんだか重たい感じがする
✓目が赤くなる、充血する
✓なんとなく目に不快感を感じる
✓目の乾きが気になる
✓光がまぶしく感じる
5つ以上、当てはまる方はドライアイの可能性があるので、一度眼科医に相談してみて下さい。
ドライアイの予防と対策でコンタクトができるようになる!?
上記のようにドライアイの方にとって、なかなかコンタクトレンズは目の負担が大きいですね。
ですが、長時間活動する中で、メガネよりコンタクトレンズのほうが楽という方も多いのではないですか??
近視・遠視のためコンタクトレンズを使用しているわけで、使用しないという選択肢はないわけですし。。。
以下のポイントをしっかりおさえればドライアイの軽減につながります。
<ポイント1>
コンタクトの使用方法、見直してみて下さい
装用方法は守れていますか??
中には使用期限を守らず使用している方も多いのではないでしょうか??
汚れの蓄積にもつながりドライアイの悪化、その他の目のトラブルにもつながります。
<ポイント2>
レンズケアもしっかりと!!
レンズケアちゃんと出来ていますか??
ハードレンズ、ソフトレンズそれぞれ専用の洗浄液、ソフトレンズであれば消毒もしっかりケアをしないとレンズの汚れは落ちません。
上記と同じくドライアイになりやすく、またそのほかの目のトラブルの原因になりかねません。
めんどうだなと思っても絶対怠らないでください。
<ポイント3>
目に合ったコンタクトレンズ使用できていますか??
ハードレンズとソフトレンズではハードレンズのほうが目の負担は少ないといわれています。
また、それぞれの製品によって酸素透過性が異なり、目の負担が少ないコンタクトレンズは多くあります。
もちろん個人差、合う合わないがありますので無理にハードレンズにする必要もありませんし、それぞれのレンズの中でも、性能だけで選ぶことは良くありませんが一度、相談して試してみるのもいいですね。
<ポイント4>
装着液の使用をおススメします。
コンタクトを購入する際に、装着液という物をすすめられたことはありませんか??
個人的にこれはとてもおススメです。
目薬とは違い、コンタクトレンズ装着時にレンズ内側に直接たらします。
コンタクトレンズをつけやすくなるだけでなく、コンタクトレンズと目の間に液が入ることで潤いが持続し、さらに装着液の作用により、涙の蒸発を予防するのです。
実際使用したことがあるのですが、使用するとしないでは、目の乾くスピードが全然違いました。
<ポイント5>
目薬で涙を補給するのもおすすめです。
コンタクトレンズ専用の目薬をさすことで充血を和らげてくれます。
また、エアコンによる乾燥にも効果的ですので乾きが原因の疲れ目にも効果的です。
配合成分がさまざまですので眼科医に相談し、症状にあった目薬を使用してみて下さい。
<ポイント6>
まばたきの回数を増やしてみて下さい。
まばたきは目の乾きにとても有効な対策です。
どうしても集中するとまばたきの回数が減りますが、ぱちぱちとしたまばたきでなくしっかり目を閉じることを意識したまばたきをしてみてください。
<ポイント7>
目の休息も大切です。
ドライアイはほかの目の病気にもつながることがあります。
仕事途中であればなかなか難しいかもしれませんが、一度遠くを見てみたり焦点を別のところにずらしてみたりと、一点をずっと見ている状況から目線を外してみて下さい。
伸びたり屈伸などで体を動かしてみたりできるとなおいいですね。
お風呂やリラックスしている状況で温かいタオルを目にのせて血行をよくすることも効果的です。
まとめ
現状、コンタクトを使用している人にとって、コンタクトを使用しないことはとても不便かと思います。
また仕事でパソコンを使用する方はとても多く、ドライアイもついてまわるつらい症状ですね。
ドライアイは誰もが起こる身近な症状なゆえに軽視しがちですが、眼科医に相談し目のトラブルを未然に予防してみて下さい。