ただの物忘れ?認知症?テストでわかる!かんたん認知症テスト
日本の高齢者の5人に1人は認知症または予備軍という今…
日々の生活の中で、あれ、何だか物忘れがひどくなっている?
もしかして認知症?と心配になることはありませんか。
50歳を超えた頃から記憶力・判断力・適応力にだんだんと衰えがでてきます。
そして男女とも物忘れが多くなってくるのもこの頃です。
物忘れと認知症を見極めれるテストがある!?
加齢にともなう『物忘れ』と『認知症』は大きく違います。
物忘れとは?
・待ち合わせの時間を忘れてしまう
・ハンコをどこにしまったか忘れてしまい探す
というように、約束したことや、ハンコをしまったことは覚えていて自分が忘れていることを、わかっている状態です。
日常生活には支障はなく、記憶以外の障害がみられることがない状態のことです。
認知症とは?
では、認知症とは、どのような状態なのでしょうか?
・約束したことを覚えていない
・ハンコをしまったことを忘れている
と、そのこと自体を覚えていられない状態で『情報を覚える』ということができなくなるのです。
ヒントがあっても思い出すことができないことが多く自分の体験したことを忘れてしまうために
「約束なんてしていない!」
「ハンコがない、盗まれたに違いない!」
と、なってしまう場合もあるのです。
・ 今日の日付がわからなくなる。
・時間がわからなくなり、午前と午後の区別がつかないことがある。
・料理を焦がしてしまうなど失敗が多くなってきた。
・慣れた場所で道に迷う。
・金銭の計算や管理ができなくなってきた。
・同じことを何度も言ったり聞いたりすることが多くなった。
・会話を(映画やドラマなども)理解することが難しくなった。
・家族や友人の質問に対する答えが的はずれで、かみ合わない。
・物事の名前や単語が出てこない。
・話の流れを見失ってしまい、話があちこちに飛ぶようになった。
これは認知症の診断基準ではありませんがイエスの数が複数ある場合は初期の認知症の可能性が高いとされています。
最近、何かおかしいな…と感じたら物忘れ外来などに早めに相談することをおすすめします!
自宅でかんたんにできる認知症予防のために出来ること
認知症予防に効果があるとされているものには記憶力や集中力を鍛えられるパズルやドリルといった脳トレーニングがあります。
脳トレーニングで作業記憶と呼ばれている脳の働きを使うと神経伝達物質であるドーパミンがたくさん増えるとされています。
ちょっと難しい…くらいの脳トレーニングをすることが大切でかんたんすぎるものだと、脳に負荷がかからないので効果はありません。
また、楽しくトレーニングできるものとして『ひとりじゃんけん』があります。
・まずは、両手同じようにグー・チョキ・パーと動かしてみましょう。
・次は右手が勝つように、グー・チョキ・パーを繰り返します。
右手がグーの時は、左手がチョキになりますね。
次は右手がチョキ、左手がパー、というように順番に繰り返します。
・最後は逆で、左手が勝つように、グー・チョキ・パーを繰り返します。
かんたんそうですが、最初はスムーズに行きません。
慣れてきたら、スピードをあげてみましょう。
好きな歌を歌いながら、リズムをつけてやってみるのも楽しいですよ!
暮らしに刺激を入れる
・人と積極的にお付き合いをして、会話を楽しむようにする。
・ 週3日以上でウォーキングなど、有酸素運動をする。
・ 趣味を持つ。
・ビタミンCやE、βカロチンを含む野菜や果物を食べる。
・魚類(DHA、EPA)を食べる。
・日記を書く。
・本や新聞を読む。
など、認知症予防のために日々こころがけてみませんか?
どのようなことでも、楽しみながら続けるということがポイントですね!
まとめ
私の祖父は一人暮らしでしたので、90歳を過ぎても買い物に行って自炊をしていました。
普段から血行が良くなるようにと、手先や足先をマッサージしながら楽しそうに話をしていたことが印象的でした。
毎日、献立を考え、キッチンに立ち、後かたづけまでこなしていることが祖父にとって幸いだったのか、認知症になることはありませんでした。
初期の認知症は、家族も気が付かない場合が多いと言われています。
日々のこころがけと、早期発見そしていくつになっても毎日を楽しむ気持ちを忘れずに
素敵に歳を重ねて行きたいですね!