サングラスのUVカット!寿命は何年?知っておくべき正しい使い方!
実はサングラスに寿命があるのをご存知ですか?
色落ちしておらず、かけていて違和感がなければなかなかその寿命に気がつけないと思います。
しかし、寿命が過ぎたサングラスを使い続けていると、目に与える影響が大きくなり、知らないうちに目にダメージを与えてしまうことになります。
そうならないためにも、サングラスの寿命と、正しい使い方を知っておきましょう!
UVカットサングラスには寿命がある!一体どうして?
なぜサングラスに寿命があるのかと言えば、レンズのUVカットの効果は使用劣化と経年劣化があるからです。
サングラスのUVカットは、「UVカットのスプレーコーティング」と「レンズに紫外線吸収剤を練りこむ」の2種類ですが、どちらも使用頻度によって劣化しますが、キズやコーティングの剥離、紫外線吸収の限界など、さまざまな原因でUVカット効果が低下します。
「コーティング」の場合はキズや剥離は致命傷ですし、「紫外線吸収剤」の場合は字のごとく紫外線を吸収しているために、一定の紫外線量を吸収してしまうと、その効果は減退してしまうのです。
この寿命は、使用条件や使用頻度によって変わってきますが、一般的には5年ほどといわれています。
ただし、保存状態や使用頻度によっても大きく左右されますので、自分のサングラスの寿命を知っておくと良いでしょう。
UVカットサングラスの寿命はお店でチェック!
最近では、メガネ屋さんにUVカット率を計測できる機器が置いてあるお店がありますので、持ち込んで調べてもらいましょう。
もし十分なUVカットができていなければ買い替えになります。
サングラスのレンズがプラスチック製の場合、60℃以上になると変形してしまうため、夏の車内や直射日光の当たる場所などに保管していると、変形やUVカットの機能低下につながる恐れがあります。
他にも、レンズを洗った後に良く拭きとって乾燥させないと、残った水分がレンズの変色やUVカットの機能低下の原因になることがあります。
洗った後はすぐにケースにしまわずに良く乾燥させるようにしましょう。
また、レンズのコーティングの中には酸性やアルカリ性に弱いものがあるので、洗う場合には必ず中性洗剤を使うようにしましょう。コーティングのダメージはUVカットの機能低下を引き起こすことがあるので注意しましょう。
サングラスの注意ポイント
濃い色の方がUVをカットすると勘違いしている人も多いですが、UVカットとサングラスの色は全く関係ありません。
逆に、劣化した色の濃いサングラスを装着していると、レンズが黒いために瞳孔が開き、カットしきれなかった紫外線が目に到達してしまうため、色の薄いレンズよりも注意が必要です。
紫外線透過率(しがいせんとうかりつ)
紫外線がレンズを透過する割合を表す数値で、数値が少ないほどUVカットの効果が高いことになります。
EX)紫外線透過率1% → UVカット率99% となります。
紫外線遮蔽率(しがいせんしゃへいりつ)
レンズが紫外線を遮断する割合を表す数値で、数値が高いほどUVカットの効果が高いことになります。さきほどと逆ですので注意しましょう。
EX)紫外線遮蔽率99% → UVカット率99% となります。
UV380/UV400
これはどの種類の紫外線までカットすることができるかということになります。
紫外線はその波長の長さによって3種類に分類されます。
波長の長い順に、
・UVA:320-400nm
・UVB:290-320nm
・UVC:200-290nm
に分類され、UVCはオゾン層によって遮断されますが、UVBは5-9%、UVAは100%地表に届きます。そのため、特に多いUVAまでカットできるUV400を選ぶようにしましょう。
UV380ではすべての紫外線をカットできないため注意しましょう。
コロネオ現象
目の側面から侵入したUVが角膜周辺で屈折し、目頭側で集中するため、正面から受ける紫外線のダメージよりも大きくなることです。
側面からUVが侵入しにくいデザインのものを選ぶことで軽減できますので、自分の顔の形やサイズに合ったサングラスを選ぶようにしましょう。
まとめ
人は目による情報が大きく、視覚に頼っている部分は大きいです。
そのため、紫外線対策も肌だけでなく、目もきちんとカバーするようにしましょう。
目が紫外線を受けると、シミやそばかすの原因であるメラニンの生成が活発になることが分かっています。
せっかく肌に日焼け止めを塗っても、目を保護しないとその効果も半減してしまいます。
車の運転だけでなく、日常的にもサングラスを活用してトータルでUVカットしましょう。
その際には、サングラス寿命に気を付けて下さいね!