反物からの浴衣の作り方!私にも作れる!?本格的だけど簡単な秘訣!
夏といえば「浴衣」ですよね。
夏祭りや花火大会など、意外と出番が多い浴衣ですが市販のものはサイズが合わないなどの問題もあります。
そんなときは手作りしましょう!
今回はそんな浴衣の意外と簡単な浴衣のつくり方から必要な道具まで、初心者の方でも分かるようにご紹介します。
反物からの浴衣の作り方とは?分かりやすく解説
浴衣を作ると聞くと、難しそう…というイメージを抱きますが、その浴衣は反物と呼ばれる幅が38センチの細長い布から作ることができます。
またその浴衣のほとんどが「直線縫い」だけで作ることができますので、ぜひみなさんも参考にしてみてくださいね。
まずは布を切る作業から始めます。
それぞれを自分のサイズや好みにあわせて切るのも良いですが、型紙があるとさらに簡単です。
こちらのサイトではそんな浴衣の型紙を無料で使用できますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
型紙の準備が出来たら、型紙に沿って反物を切っていきます。
この時、出来上がりの布地の柄を想像しながら切ると、より良いでしょう。
切り終えたら縫っていきます。
順序としてはまず、襟に「衿芯」と呼ばれるものを縫い付けます。
最近は「接着芯」というアイロンを使って簡単に接着できるものもありますので、そちらもオススメです。
襟が完成したら実際にすべてのパーツを縫い合わせます。
まずは「おくみ」と「前身頃」をぬい、次に「後身頃」を縫います。
身頃は自分の身長と同じ長さに切ると良いでしょう。
次に身頃に襟をつけていきます。
真っ直ぐに縫い合わせるのは大変ですし、この時にチャコペンをつかってしまうと出来上がった時に見えてしまう恐れがあります。
縫い合わせる前に半分に折り、折り目をつけておくことで、しっかりと真っ直ぐに縫うことができますのでオススメです。
次は襟の先の始末です。
襟の先に1センチの縫い代を残し、長い部分は切ります。
1センチの縫い代は内側に折り、その端から5ミリの部分を身頃と縫い合わせて行きましょう。
次に身頃と袖を縫い合わせます。
縫い合わせたら脇の下側の空いている部分と腕が出る部分を残し、ほかの部分をそれぞれ三折りにして縫い合わせます。
次に胴体の部分(身頃の横の部分)をそれぞれ直線縫いします。
身頃の裾の部分も縫い代を内側に折り、縫っていきましょう。
最後に共襟をつけたら完成です。
反物を切ったら、あとはほとんど直線縫いで完成します。
これなら初心者の方でも比較的簡単に作ることができますね。
反物から浴衣を作るときに必要な物は?
さきほどは浴衣の作り方についてご紹介しましたが、では次に必要な材料についてご説明します。
まずは好きな柄の反物を12メートル前後、これは出来上がりの模様の調整具合によって変わってきますので、多めに用意しましょう。
次に接着芯もしくは衿芯、ソーイングセット(針、糸、ハサミなど)、アイロンです。
手縫いでせずにミシンを使っても良いです。
浴衣は本来手縫いで作られておりますので、手縫いでも十分可能ですが、ミシンがあったほうが制作時間を短縮できます。
用意するものは、たったこれだけです。
追加で購入する特別なものはあまりなく、ソーイングセットやアイロンは自宅にあるもので作ることができます。
このときの糸は、その生地の色と同じものを選ぶと良いでしょう。
また針は布が分厚くないので細めのもので大丈夫です。
どのような反物にするか選ぶのも楽しいですし、その出来上がり次第で世界にひとつだけのオリジナル浴衣を作ることができますね。
まとめ
いかがでしょうか。
サイズを調整すれば大人の浴衣から、お子様の浴衣まで手作りで作ることができます。
生地を選ぶ楽しさを味わえるのも良いですね。
難しそうなイメージがありますが、やってみると意外と簡単に作ることができますので、みなさんもこの夏に「世界にひとつだけのオリジナル浴衣」を作ってみてはいかがでしょうか。