よしずの意味って何?暑い夏を乗り切るお得グッズ「よしず」を紹介!
夏は気持も体も活発になり、長いお休みもあるのでとっても楽しい季節!
ですが…そんな楽しさも覆すほど暑~い日が続くと、うんざりしちゃいますよね…
エアコンをつけて部屋にこもれば解決! とはいえ、今度は電気代というさらに厄介な壁が現れます…
そんな夏の最大の悩み、日本に昔からあるとっても便利なもので軽減できちゃうんです♪
よしずとすだれの意味は違う!?よしずってどんなもの?
「よしず」によく似たもので、皆さん一度は眼にしたことのあるだろうものが、「すだれ」です。
古い民家や、ちょっと風情のあるお店などで窓から下げられている、竹製のすだれの、
たてかけて使うバージョンが「よしず」です!
見た目はよく似ているんですが、「よしず」と「すだれ」は全く別ものなんです…
ここで少し、「よしず」と「すだれ」の違いをご紹介します♪
すだれ
簾(すだれ)は、窓などにつるすことによって日差しを減少させ、なおかつ、すだれの隙間から風が入ってくることにより、涼しさも保てるというアイテムです。
なんと、奈良時代から日本では愛用されていたんです…!
原料は綿糸でまとめた細く切った竹で、大きさは様々です。
大きいものから小さいものまで多種多様にあるので、どのような部屋でも使いやすいのが特徴です。
よしず
葦簀(よしず)は、軒先やベランダなどにたてかけることにより、日差しを減少させ、すだれと同じく、よしずにもすきまが空いてますので、そこから風が入り、涼しさも保てるアイテムです。
こちらもすだれとおなじく、奈良時代から愛用されていたとのこと。
原料はシュロ糸でまとめた葦の茎(長さは3m程)、大きさは幅が6尺(180cm)で統一されています。
そのため、狭い場所やベランダのない窓などでは使用することができません。
軒先などに立てかけて使うので、窓につるして使うすだれよりも、よしずと部屋との空間が大きくなり、そのために空気の層が厚くなるので、断熱効果がより高いといわれています。
「よしず」と「すだれ」の違いは、
★使用方法
★使用できる場所
★素材
ざっくりまとめるとこの三つです。
これよりさらによしずは、空気の層の力により断熱効果がプラスされてるんですね。
窓などの日差しを防ぎ、風通しをよくしたいのならすだれがオススメですが、軒先やベランダなどのスペースに余裕があるという方は、だんぜん、よしずがオススメです!
そんな便利なよしず、さらに効果的に使う方法があるんです!
よしずの効果的な使いかたはこれ!
よしずに打ち水をする
ベランダや軒先などに立てかけたよしずに、あらかじめ水をかけておくと、よしずの素材である葦が水を吸収し、気化熱でよしずから通る風が冷やされ、室内温度が-2℃下がる効果があります。
エアコンの室外機に立てかける
室外機は熱がこもると動作に影響がでて、それがさらに電気代アップにつながってしまします。
そこで、よしずを室外機にたてかけ、影を作ってあげることにより、室外機の中に熱がこもりにくくなって、節電につながるんです!
( ! よしずは室外機に直接かぶせるのではなく、必ず1m以上あけて立てかけるようにしてください ! )
購入時、燻されたよしずを購入する
昨今のホームセンターでは、あらかじめよしずを一度燃やしたり、燻したりした状態で販売しているところもあります。
よしずを燃やしたり燻したりすることにより、よしずそのものに防虫、防カビ効果が現れるんです。
長く使うためには、原料が植物であるぶんカビや虫は大敵!
ホームセンターなどで燻されたよしずがあれば、そちらの購入をおすすめします。
まとめ
いかがだったでしょうか?
奈良時代から私たちに日陰と涼を提供してくれていた「よしず」、現代社会では節電にも一役かっているなんて、とってもすごいですよね♪
また、よしずやすだれからは古い道具特有の、なんだか懐かしい良い匂いがするのも気持ちが良いです…
今年の夏、涼しさと葦の良い匂いに包まれて、ゆっくり過ごしてみるのはいかがでしょうか…♪