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ひぐらしの生息地はどこ?ひぐらしの鳴き声を聞きに行こう! 

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皆さんは「ひぐらし」って知っていますか?

セミの一種で、夏の夕暮れに「カナカナカナカナ・・・・」ってなく虫のことです。

 

ひぐらしの声は、夏の夕暮れだからなのか、何とも言えないもの悲しい雰囲気になります。

 

よく歌などにも詠まれ秋の季語になっていて、万葉集でも見うけられるほど、昔から日本に愛されているセミです。

聞いたことがないっていう人や、最近聞いていないなあっていう人に是非とも聞いていただきたいです。

 

そこで今回は「ひぐらし」の生息地や鳴く時期・時間などについて調べてみました。

 

 

 

ひぐらしの生息地はココ!生息する環境は?

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「ひぐらし」は全国各地に生息していて、聞いたことない人は時期や時間の問題かもしれません。

 

北海道の南部から、本州、四国、九州、南西諸島まで全国各地に生息していて、北海道から九州までは平地や丘陵地にいますが、九州南部から南西諸島では標高の高い山間部に見うけられ、数も少ないそうです。

 

生息環境は広葉樹や針葉樹があるところで、スギやヒノキの林に生息しています。

都市部でも広葉樹や針葉樹のある公園や街路樹など、さまざまなところで見かけます。

 

どちらかというと広葉樹より針葉樹の方を好むようですので、針葉樹を探すと見つけられるかもしれません。

 

 

ひぐらしの鳴き声が聞こえる時間と時期は?

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さきほど、「ひぐらし」は秋の季語になっている、といったように夏の終わりのイメージが強いですが、実は夏の初めころから鳴いているんです!

 

ひぐらしの生息時期は6月下旬から9月上旬までで、条件さえそろえば活動するんです。

 

地域差にもよりますが夏の初めころの方が活発に活動している時期もあれば、盛夏を過ぎたあたりから活発になる地域もあり、ひぐらしの最盛期は地域によっても異なります。

 

ただし、ほとんどの場所で活動のピークは7月下旬から8月中旬くらいのようです。

 

おそらく、梅雨の時期に鳴いていてもあまり気にならず、お盆過ぎごろの大合唱が耳に入り、印象として残るからではないでしょうか。

梅雨の時期でも、夕暮れ時や日の出前に少し意識して窓の外の音に耳を傾けてみると、ひぐらしの声に気がつくかもしれません。

 

次に時間帯ですが、「ひぐらし」と呼ばれるように、夕暮れに鳴くイメージの強いセミですが、実際は気温が下がるときに鳴くことが分かっています。

 

日の出前の朝焼けの中、陽の沈んだ後の夕闇の中、それだけでなく、曇って薄暗くなった涼しい日や暗がりの涼しい森の中などでも鳴きます。

 

つまり、「薄暗い」「涼しい」の条件がそろえば鳴くようです。

逆に、涼しくても明るかったり、薄暗くても暑かったりするとあまり鳴かないようです。

 

結構な音量なので、間近に聞くときはあまりもの悲しさはピンときませんが、先ほど言った「薄暗く」「涼しい」条件がそろい、やや遠くの方で「カナカナカナカナ・・・」と聞こえてくると、やっぱりもの悲しくなります。

 

ちなみに、ひぐらしとは?

ひぐらしは昆虫のカメムシ目セミ科ヒグラシ属のセミの一種です。

漢字では「蜩」「日暮」「秋蜩」「寒蝉(諸説あり、ツクツクボウシも含まれる)」など様々に表記され、鳴き声から「カナカナ蝉」などとも呼ばれています。

 

鳴き声は一般的には「カナカナカナ」と表現されますが、他にも「ケケケケケケケ」や「キキキキキキキキ」とも表現されています。

 

鳴きだす条件に「暗さ」と「涼しさ」が関与しているといわれ、日の出前や日暮れ、曇りの涼しい日や薄暗い涼しい森の中で鳴くそうです。

 

体長はオスが3~4センチくらい、メスが2~2.5センチくらいの中型のセミで、体は褐色ですが、頭部や足、羽が緑色なので、全体としては緑色のセミです。

 

特にスギの樹液を好み、スギの植林や針葉樹のあるところ、または広葉樹のある所に生息しています。

 

 

まとめ

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夏休みの最後に、ひぐらしの声を聴きに出かけてみるのもいいかもしれませんね!

 

古の人たちも聞いていたひぐらしの声を、今の私たちも聞いていると思うと、なんだか胸の詰まる気持ちになりますね。