山の日はハッピーマンデーになるか?「山の日」ができたわけ!
ハッピーマンデー制度が制定されてから、何かと連休が増えました。
働き方改革の一環でもあり、ワークライフバランスを実現するためにはありがたい制度と言えます。
旅行に出かけたり買い物に出たりと、消費行動の活性化も狙いの一つと言われています。
2016年に祝日に制定された山の日ですが、新しくできた祝日ならハッピーマンデーになるのでしょうか?
また、何故山の日が出来たのでしょうか。
そんな山の日にまつわる話題を記事にしました。
山の日はハッピーマンデーにならない?いったいなぜ?
長い期間、6・7・8月は祝日がない月でした。
2003年に「海の日」が7月の第3週に制定されて「ハッピーマンデー」が普及し始めました。
山の日は2016年に制定された新しい祝日なので、ハッピーマンデーの対象になりそうな感じもしますが、結論から言うとハッピーマンデーにはなりません。
8月11日で固定されています。
理由としては8月第2・3週の歴史上の出来事が影響しています。
ハッピーマンデーとするからには「お盆休み」の前後に制定すると、その分休みが伸びることになりますが、山の日の翌日(8/12)は「日航機墜落事故」が起きた日になります。
群馬県の御巣鷹山に墜落し、多くの犠牲者が出た痛ましい事故があった日です。
当初は8月12日で進められていましたが、「山の日」を祝う日に山に墜落したこの事故が重なってしまうことを避ける目的で11日に固定されました。
もう一つの理由として、8月9日は長崎市に原爆が投下された日です。
この日も第2月曜日になる可能性はあります。
日本は世界で唯一の被爆国です。
二度と繰り返してはならない歴史上の出来事であることから、祝日は相応しくないでしょう。
第3月曜日ではと考えてみますが、8月15日は終戦の日です。
この日が第3月曜日になる可能性があります。
終戦は喜ばしいことですが、数えきれないほどの犠牲者が出た事実もあります。
戦争は二度と繰り返してはいけません。
お祝いというよりは、慰霊する日として迎えるのが相応しいでしょう。
「山の日」ができた時期とその理由!
日本は周囲を海に囲まれていて、日本は国土の7割以上が山です。
古くから日本で生活する人々は、海や山の恩恵を受けて生活してきました。
それは今でも変わりませんね。
海の恵みや山の恵みを生活の多くの中で受けています。
ご存知の通り、海の日は既に祝日として制定されています。
祝日を制定するにあたって山の日を祝日にするのは、無理な当てはめではなく、日本という国を象徴しているとも言えると思います。
法律で「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」と定義されています。
しかし、山の日を祝日にという議論が出た当初は、6月に制定することを前提に話が進んでいました。
時が経つにつれて「お盆休みに合わせれば祝日制定への支障は少ない」という議論になりました。
また「長期の休みに合わせることで、山へ出かける機会創出も得られる」という観点もあったようです。
お盆の頃は晩夏でもあるので、山に行きやすいという気候的な配慮もあったのでしょうし、家族連れで出掛けられるというタイミングも考慮したと思われます。
お盆の前に設定されることで、休みが長く取得できることは間違いないですが、今はお盆休みも企業が独自で決めている場合が多いので、実は恩恵を受けている人は少ないのではというのが私の意見です
(私の会社は暦通りですが 笑)
海の日・山の日があるのであれば、川の日が祝日として制定されてもよさそうと思うのは私だけではないと思いますが…(笑)
川の恵み(魚・水)を目一杯受けているわけですし。
まとめ
山の日について記事にしました。
ハッピーマンデーに制定するのは、出来事が重なって難しいことは分かってもらえたと思います。
ただ…6月で進んでいればハッピーマンデーになった気もします(笑)
山は日本を象徴するものです。
祝日として休むだけではなく、出掛けるきっかけにもしてもらいたいですね。