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富士そば社長の名言が泣ける!完全ホワイトでアルバイトの評判も高い経営理念とは!?

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立ち食いそばのチェーン店としておなじみの「富士そば」。
そば・うどんからカレー・カツ丼など、豊富なメニューでおなじみですよね。


いまや全国で知らない人がいないくらいの存在になっている「富士そば」の起業者・会長の丹道夫氏の生い立ちや経営理念などを覗いてみましょう。

 

富士そば社長の名言集

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まずは富士そば社長の丹道夫氏の泣ける名言集を紹介します。

 

・「人は馬鹿じゃない、計算するよ。休みもなくて金もくれなきゃ働かない。ブラック企業と言われるような経営なんて、僕には考えられないよ」

 その通りですよね・・・。

でもこれをどうどうと本心から言える経営者が日本にどれだけいるのか?

社員を徹底的に働かせて利益を上げる時代に、この考え方を貫けるだけで拍手喝采ですね。

 

 

・「僕は今でも思うんだけど、精神的な圧迫が人間には一番悪いと思う。以前僕が勤めたガソリンスタンドだってそうでしょう? 給料安いからごまかすし、働かない。みんな(従業員)計算するのよ。給料が安すぎたら、たとえ力を持っていても、100%の力を出さないよ」

 おそらく今はどの会社も「結果が出たら給料を上げる」というスタイルですよね。

経営者の視点で考えればそれのほうが確実ですし、なにより計算しやすい。

給料が低いから100%の力を出してくれない・・・という考えは経営者の鏡ですね。

 

 

・「母は“道夫、利益はひとり占めしちゃダメだ。利益はみんなに分配して初めてもっと大きな利益になるんだよ”と。僕が思うに、母自身の経験から出た言葉だったんだろうね。うちの父は金ばっか集めて誰にも分け与えなかったでしょう。だから誰もいい仕事を持ってこないんだと」

人に利益を分け与えてこそ、もっと大きな利益が生まれるという考え。

お金ばかり集めてほくそ笑んでいる経営者には耳が痛い言葉でしょうね。 

 

 

・「人間は平等なんだよ。僕は生まれた頃に父が死んで、母は僕を学校へ行かせるために再婚したの。でも、弟が生まれてからは、継父は弟ばかりかわいがって、僕はいじめられた。その時にみんな平等じゃないといけないと思った。それにそのほうが楽なんですよ。売り上げを増やせば、自分たちに返ってくるとわかってるから、僕が何も言わなくても、なんとかして売りたいといろいろ考えてくれる。」

みんなを平等に扱うことで売り上げが上がる。

みんなが自分から行動を起こしてくれるようになる、というのは簡単ですが、実際にこの信頼関係を構築するのは至難の業。

心の底から平等精神を持っていないとできないし、そこに富士そば社長の凄さが垣間見えますね。

 

 

いかがですか?

本当に経営者の鏡ですよね・・・。

 

ここまでクリーンな考えを持っているからこそ、人を惹きつけて周りもいい仕事をするのだと思います。その結果が今の富士そばを支えているんですね。

 

富士そば社長の凄すぎる経営理念とは!?

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最近では労働者を極端まで追い込んで無理に働かせる「ブラック企業」が問題になっていますが、「富士そば」の経営理念はそれとは正反対のものです。


「ほどほどに儲けて精神的な余裕を持つのがよい」といわれます。

 

余裕のないギスギスした職場よりもみんなで楽しみながら働いてそれなりの成果が出るほうがよいという考え方です。


肉体的にはもちろん精神的にも余裕があったほうが、安心して働けますよね。
それに結果的に他社より売り上げが低かったとしても、それは「損」という考え方ではなく「余裕代」という考え方をされています。


営利企業ですから、もちろん会社の「利益」をまず第一に考えますよね。でも「利益」ばかり追求してその結果社員に過重な労働を強いたり、職場環境が悪化して社員がどんどん辞めていくようではかえって損失になってしまいます。


あくまでも働いている一人ひとりの健康を考え、余裕を持った労働環境を提供するのが企業の務めという考え方です。

 

富士そばがアルバイトに評判のホワイト企業と言われる理由

「富士そば」は、アルバイトであってもボーナスを出すそうです。
その考え方の元は丹氏が高校時代、母親に言われた「利益はみんなに還元すること」という言葉が心に残っていること、そして「人間は皆平等」という精神です。


経営者が利益を独占し、従業員にろくにに還元しないのであれば、現場の士気が下がり、サービス低下そして利用客の減少に繋がるという考え方です。


今は多くの企業で正社員を減らし、パート・アルバイトばかりか自社で雇用責任を負わない「人材派遣」を使うところが増えています。
そしてこういう企業では同じ仕事をしていてもボーナスを出さないばかりか給与や社会保障・福利厚生の面でも差別しているところがほとんどです。


また、丹道夫氏によれば「従業員こそ内部留保」であり「人が何よりの財産である」ということだそうです。


また年末は12月30日までの営業、年始の営業も1月4日または5日からということで、元日営業が問題になっているご時勢では破格の好待遇の一つです。


同じ飲食業の中には金銭的儲けばかり重視し、従業員を使い捨てにする企業も多いですが、そういう人達には「富士そば」の経営理念を見習って頂きたいですね。

 

富士そば社長の生い立ちは!?

丹道夫氏は1935年、愛媛県で生まれました。
東京での食糧関係の専門学校を卒業後、埼玉県川口市で弁当屋を開業しました。


田んぼの真ん中で開業したそうですが、地元では瞬く間に評判の店になったそうです。
それに目をつけた不動産屋の勧めで無償で立ち食いそば店を始めたそうです。


丹氏の座右の銘である「情けは人のためならず」で始めた店が今や大ヒットの立ち食いそばチェーン店にまで成長したわけです。


丹道夫氏は健康管理には厳しく、毎朝腹筋を20回行い、朝食はバナナ1本のみだそうです。タバコも吸わず、徹底的な粗食を貫いているそうです。


また40代のときには、100日間に及ぶ「断食」を敢行したことがあったとか。

その間は朝はランニングの後梅干1個とお茶だけ、午後には大豆ハンバーグだけだったそうです。徹底的、超人的な健康人間を目指していたのです。


自分が健康であることで、従業員の健康を守ることに繋がっているという考え方が素晴らしいですよね。

 

さいごに

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飲食業界はとかく「ブラック企業」が多い中、「富士そば」の経営方針、経営理念は見習うべきところが多いのではないでしょうか?


飲食業や接客業で売り上げが思うように伸びない、あるいは従業員がどんどん辞めて定着しないという企業は、ぜひとも「富士そば」の経営思想を取り入れていただきたいですね。