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お供え物を送るマナーを解説!法事・通夜葬儀・お盆別のマナーブック!

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お盆や法事、お葬式など、お供え物を送る機会というのは以外にも多いものです。
でも、一概にお供え物といっても、お盆とお葬式のお供え物が同じでいいのでしょうか…?


機会が多いとはいえ、デリケートで難しいのがお供え物の困った点です。
いざお供え物を選ぶことになっても失敗しないように、相手に失礼にならないお供え物のマナーをご紹介します!


お供え物を送る時の正しいマナー

 

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お供え物とは、「五供(ごく)」を基本とした精神のもとに成り立っています。

 

「五供」とは、「お線香、お花、灯明(蝋燭など)、浄水、飲食」のことで、この5つの基本にのっとった品物を供養のために供えるのが「お供え物」です。

 

また、お供え物は「お供え物を用意できるほど生活にゆとりがある」ことから、ゆとりを自身に与えてくれる周囲に感謝をする、という仏教の教えも含んでいます。

最後にお供え物のお下がりを家庭や出席者で食べるのも、そういう教えからなのかもしれませんね。


ではまず、お供え物のいろはのい、「のし」についてご紹介します。


のしには「弔事用」と「慶事用」があり、お悔やみごとには「弔事用」、おめでたいことには「慶事用」を使います。

法事、お葬式などのお供えには弔事用ののしを使いましょう。


のしには「外のし」と「内のし」という二種類のかけ方があります。

お供え物を持参する場合は外のしに、お供え物を郵送する場合は内のしにするのが好ましいです。


のし紙に記入する表書きですが、


「御供」「御供物」などが一般的です。

 


のしの準備ができましたら、次はお供え物の選び方です。


法事のお供え物

相場:3000円~5000円(親しい間柄の場合は5000円~10000円)


渡す際のマナー:施主に「ご仏前に御供えしてください」と一言添えつつ、直接手渡しします。


法事のお供え物は、果物や焼き菓子、加工食品(佃煮など)などの食べ物が一般的です。他にも、蝋燭やお線香などの消耗品、飲料品、お花、なども好ましいです。

現金を包む場合は、のしの表書きを「御供物料」とし、水引の色は四十九日までは黒白のものを、それ以降は黄白のものを選ぶようにしてください。

 

 

通夜・葬儀のお供え物

相場:5000円~10000円(親戚などの場合は10000.円~30000円)

渡す際のマナー:香典の場合にふくさに包み、受付で「ご愁傷様でございます」とお悔やみを述べつつ手渡ししましょう。


お通夜やお葬式のお供え物は、現金を包む香典が一般的です。

のしは結びきりの黒白の水引のものを選びましょう。

 

 

お盆のお供え物

相場:3000円~5000円

渡す際のマナー:初盆の場合は、あらかじめ連絡を入れておき、手渡しの際に「○○さん(故人の名前)にお供えください」と一言添えましょう。


お盆のお供え物は、法事と同じく、果物や焼き菓子、加工食品などの食べ物が一般的です。

蝋燭やお線香、飲料品、お花、またはお盆の際に帰省する場合は、特産品などをお土産のかわりに持っていくこともあります。

 

お供え物を送る際の注意点!

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お供え物には絶対に送ってはいけないものがあります。

 

それは、“殺生にかかわるもの、殺生をイメージさせるもの”です。

 

肉類、魚類はこれに該当するので、お供え物としてはNGです!

昆布や鰹節などのおめでたいイメージにつながるものも、慶事に通じるとされているのでお供え物には向いていません。

 

また、お花をお供え物とする場合は、匂いのきついものや、トゲ、毒のあるもの、色の派手なものは避けましょう。

 

 

まとめ

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いかがだったでしょうか?

 

お葬式や法事など、デリケートな場が関わるお供え物ですが、基本を抑えておけば、選ぶ際や渡す際の気苦労もぐっと軽減するのではないでしょうか。



何よりも大事なのはお悔やみの気持ちです。

故人のことを想いながら、ご遺族の気持ちに寄り添う、お供え物に気持ちを添えてお渡しできると良いですね。

 

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