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仏壇へのお供え物の置き方!お菓子や果物の置き方マナーを徹底解説!

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子供の頃、祖父母の家に行くとよく、手土産を「仏壇にお供えしとき」って言われたものです。


子供だった当時ははーいなんて軽~く返事してとりあえず置いておりんをチーン!って鳴らして終わり!でしたが、大人になった今、はーいチーン!でいいのでしょうか…?


よくないですよね…!!

というわけで、仏壇のお供え物について調べてみました!

 


仏壇へのお供え物の正しい置き方!置く位置や向きは?

 

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仏壇へお供えをする場合、まず疑問となるのが、


「向き」

「置き方」


ですよね。

 

お供えの向き

まず「向き」ですが、これはこちら向き(仏様の方ではなく、お供えしている私たちの方)に置くのが正しいとされています。

 

「仏様にお供えしてるのにこっちに向けたら仏様は見えないのでは?」

 

と思いがちですが、仏壇にお供えをするということは、仏様に報告するという意味を含んでいるため、

 

「様々な人のおかげでこれだけのものを授かりました」

 

と感謝する気持ちを実感するために、お供えしているものをこちらに向けるんだそうです。

 

私達は仏様にお供えをしたと思っていますが、仏様はお供えを介して、「色んな人に感謝しなさい」と私達に伝えてくださっている…ということです。

 

何の気なしにお供えしていましたが、とんでもなく深い意味があったんですね…

 

お供えの置き方

では次に、「置き方」です。

まず、お菓子や果物などの場合、直接仏具に乗せちゃうのはNGです!

半紙などを用意して、仏具の上に半紙を敷き、その上に置くようにしましょう。

 

お供えに使う仏具ですが、


「高杯」(底の浅い漆製ワイングラスみたいなやつです)、

「段森」(イギリスのお菓子乗せるオシャレなやつみたいなのです)


はお菓子やお饅頭などを乗せるときに使います。


「盛器」「供物台」(お盆みたいなやつです)


は果物を乗せるときに使います。

(※この盛器、供物台は無かった場合、丸盆でも代用できます)

 


仏具に敷く半紙ですが、半紙が三角になるように折り三角の尖っているところが自分の方へ向くように仏具に敷くのが正しい作法です。

 

お菓子や果物はパッケージから取り出し、仏具が二対のものの場合は二対とも同じお菓子を置きましょう。

 

段盛の場合は、ひとつの段に同じお菓子を置き、一段ずつ様々なお菓子を置いてください。

 

「向き」と「置き方」はこれで大体お分かりいただけたでしょうか?

では次は、お供え物のマナーについて少し触れてみようと思います。

 

お供え物の正しいマナー

 

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法事やお盆など、お供え物を持参する機会はさまざまです。

様々なんですが、これがけっこうややこしい上に、とっても気を使いますよね…


まずは法事のお供え物ですが、金額の目安は5000円~20000円、かさばらなくて、分けられるものが望ましいです。

 

果物や焼き菓子、和菓子、線香やロウソクなどの消耗品、お花などが適しています。

食べ物でも肉や魚は殺生をイメージさせるからNG、お花もトゲや毒のあるもの、独特な香りのするものはNGです。


では次に、お盆のお供え物です。

金額の目安は3000円~5000円、夏の暑い時期なので、ナマモノはNGです!

 

法事と同じく、肉や魚、トゲや毒のある花はNGですね。

果物や焼き菓子、線香やロウソクなどの消耗品、そしてお花と、法事とあまりかわらないラインナップが適しているようです。

 

ですが、夏の時期なので、ゼリーやようかんなどの冷たいものも喜ばれるかも。

 

まとめ

 

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はーい、チーン!ではすまされない、なかなかに奥深いお供えの世界…

踏み込んでみると意外と解りやすく、とっつきやすかったですね♪

 

仏様に感謝するのと同時に、自分の周りの人々に感謝することがお供えの根本的な教えであること、お供え=仏様へと考えていた私には、とってもビックリでしたが、人になにかを与えることは、自分が誰かから与えられてこそ成り立つということ。

 

じんわりと心に響きます…

これからはきちんとお供えの作法を守って、仏様にも回りの人々にも感謝を忘れないようにしていきましょう♪

 

そしてお供えがすんだら、みんなで仲良くお供えしたものを食べておいしさにも感謝しちゃいましょう♪♪