たらの芽の保存ってどうすればいい?素朴な疑問はコレで解決!
春になると旬をむかえる「たらの芽」ですが、比較的簡単に採れることもあり、知人のかたからおすそ分け…なんて方もいらっしゃいませんか?
天ぷら以外の食べ方がわからない、また大量にもらって余っているという方に向けて、今回はたらの芽の保存方法とまたオススメの食べ方などについて紹介します。
たらの芽の保存の仕方!冷蔵&冷凍ならこうする!
たらの芽は天ぷらにしてもその独特な香りが美味しい食材ですね。
本来は収穫してから3日以内に食べることがオススメされています。
収穫直後から次第に香りが抜けていきますので、早めに食べなければならないのです。
3日というのは冷蔵保存の場合で、たらの芽を新聞紙などに包み、野菜室で保存しましょう。
そうすると香りも抜けずに、また収穫したときと変わらない食感を楽しむことができます。ですが、3日以内に消費となるとなかなか大変ですよね。
そんな時にオススメなのが冷凍保存です。
冷凍保存する場合は一度、たらの芽を塩ゆでしましょう。
まずは根元の部分にある、はかまと呼ばれる部分をとります。
その後水に浸し、アクを抜きましょう。
少なめの塩を入れ、沸騰から1分程度の固めに茹で、そのあとに氷水で一気に冷やします。
冷やしたあとはしっかりとキッチンペーパーなどで水気を切り、フリーザーパックなどにいれて冷凍します。
こうすることで数週間から1ヶ月程度保存が可能です。
食べるときは解凍してから調理しましょう。
天ぷらだけでなく、パスタの具材などにしても美味しく食べることができます。
冷凍保存をする場合も、あまり長期間保存してしまうと風味や食感が変わってしまうので、1ヶ月以内に召し上がることをおすすめします。
たらの芽の保存は「漬け」でも美味しい!
また、さらに長期間保存したい場合は「塩漬け」をオススメします。
たらの芽がしっかり漬かる大きめの容器に、塩をたらの芽の量の1割入れます。
その上に下茹でした、たらの芽を入れ上からまた同じ量の塩をかけます。
その上からたらの芽の量の二割、つまり先ほど入れた塩と同じ量の水を入れます。
重石をのせて15日ほど、日の当たらない涼しいところで保存したら「たらの芽の塩漬け」の完成です。
これなら冷凍保存よりも、より長期間保存することができます。
また塩漬けではなく「味噌漬け」も美味しく長期間保存できます。
たらの芽を下処理したら、粗熱を取り、味噌、酒、みりん、砂糖を合わせたものに漬けるだけです。
分量はたらの芽10個当たり、味噌75g、酒 大さじ1/2、みりん 大さじ1/2、砂糖 大さじ3を混ぜ、容器のそこに敷きます。
その上にたらの芽をいれ、上からさらにかけましょう。
そのまま蓋をし、冷蔵庫で保存すれば、半日ほどで食べられます。
調味料の濃さにより味も変わってきますので、好みに合わせて調節してください。
このように塩漬け、味噌漬けにすると2ヶ月程度の保存が可能です。
ですが保存している環境などにより多少の誤差がありますので、臭いが変わってきたり、また味噌が水っぽくなったら食べるのをやめましょう。
塩漬け、味噌漬けにするとそのままご飯のお供として食べることができます。
また小さく刻み、ごはんと混ぜておにぎりにするのも良いですね。
春に旬を迎える「たらの芽」は旬の時期だからこそ美味しく楽しめます。
ですが、うまく保存することで旬の時期を過ぎてもたらの芽を楽しむことができます。
みなさんもたらの芽が売っていたり、また大量にもらった時には、まずはそのまま旬だからこそ美味しく食べられる「天ぷら」などにして食べ、残ってもまた調理方法を変えて、長い期間たのしんでみてくださいね。
まとめ
いかがでしょうか。
沢山の食べ方でいろんな楽しみ方ができる「たらの芽」。
調理方法や保存方法を知らないから…とあまり購入されないかたも多い山菜ですが、今年はみなさんもぜひ「旬のたらの芽」を楽しんでみてくださいね。