指定席を1人で2席買うのは違反?新幹線の指定席を二人分独占したい!
新幹線の指定席は大体2席で隣合っていることが多いですが、隣にほかの人が来ることが嫌だという理由などで2席予約したいという方もいらっしゃるでしょう。
今回はそんな「新幹線で1人2席取ること」について詳しく説明します。
指定席を1人で2席買うのは違反?
指定席で隣にどんな人が来るのか、ドキドキしたり不安になる方も多いでしょう。
そのため、1人で2席買う方もいらっしゃるかと思います。
お金を払ってるんだから大丈夫!と考えがちですが、実は違うのです。
新幹線などに適用される「旅客営業規則」の中には、「乗車しない旅客の切符を買うことができない」という規則があります。
1人しか乗車しないのにもかかわらず、2人分の席を買うのは、これに違反してしまうのです。
指定席のチケットだけを購入した場合はもちろんダメです。
ですが、指定席と行き先までのチケットを購入したような場合も、しっかりと正しい料金は払っていますが、これに違反してしまうのです。
お金をしっかり払っていたとしても、1人のこのような行動により、1人の人が新幹線に乗れなかったという事になります。
ではその規則を知らずに、すでに購入してしまった場合はどうなるのでしょうか。
この場合は2枚目に購入した分のチケットが無効になります。
そしてその2枚目に購入された席は空席となり、必要に応じてほかの乗客が購入できることになります。
ほかの方が必要で買いたかったのに、自分のせいでその人がチケットを買えないということにも繋がりますので、しっかりと規則を守った上で、必要な席だけを購入することが大切です。
新幹線の指定席にお相撲さんのように太っている人が座る場合はどうする?
先程は1人1席しか購入できないという話をしましたが、例外もあります。
お相撲さんのように1席では足りないと言う方や、1席とったことにより何も知らずに隣の席になってしまった第三者の迷惑となってしまうような場合は例外が適用されます。
またどうしても席を1つ確保しなければ通行する人の邪魔になってしまうような大きな楽器などを運ぶ場合も例外が適用されることがあります。
チケットを購入する際にみどりの窓口などの駅員に事情を説明するか、もしくはネットで購入する場合などは問い合わせ先に聞いてみましょう。
空席があるかどうか、またほかの席にスペースがあるかどうかなどの状況に応じて調べてくれます。
その状況に応じて、2席確保する必要があると判断された場合はしっかりと2席分の指定席チケットに加え、行き先までのチケットを購入する事になります。
ですが場合により、1.5席分という事になる場合もありますので、この場合も問い合わせてみましょう。
このように特別な理由がある場合のみ2席とることができますので、「隣の席に誰か来るのが嫌だ」という理由や「隣に人が来るとトイレに行くのが面倒」というような理由では適用されません。
どのような場合でも原則は「1人1席」という事には変わりはありません。
たくさんの方が利用する新幹線ですから、何より大切なのは「ほかの人の迷惑にならない」ということです。
なるべく1席で収まるように他の手段を考えることも大切になってきます。
また新幹線だけではなく、飛行機などのチケットを購入する公共交通機関も同じです。
「1人1席」というのはどの交通機関でも同じです。
特例に関してはそれぞれの交通機関によって少し違いがありますので、購入する際に問い合わせてみましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
たくさんの方が利用する公共交通機関ですので、みなさんがルールを守り正しく利用することが大切です。
他の方のためにも、ルールを守って快適に新幹線を利用しましょう。