鮎の塩焼きをグリルでつくろう!少しのコツで本格的な味わいに!
初夏から夏にかけて旬の時期を迎える鮎。
各地行われる稚魚の放流を、楽しみにしている人も多くいます。
体の色のはっきりとした新鮮な鮎が店頭に並び始めると、今晩のメニューに加えたくなりますよね。
しかし鮎は、川魚特有の匂いがして苦手と感じる人もいますね。
鮎をお家で美味しく食べる方法をご存じでしょうか?
ちょっとした工夫で新鮮な鮎を、もっと美味しく食べられる調理方法があるんです。
鮎の臭みが嫌だという人にもおすすめの方法です。
今回は「鮎の塩焼きをグリルで焼くときのコツ」と「鮎の塩焼きをグリルで焼く前の下準備」について、調べてみました。
鮎の塩焼きをグリルで焼くときのコツは?
鮎といえば、やっぱり塩焼き。
新鮮な鮎は内臓も取り除かず、丸ごと塩焼きにするのが好きな人も多いのではないでしょうか?
ご家庭のグリルで、鮎の塩焼きを美味しく焼くコツをいくつかご紹介します。
1.グリルはしっかりと予熱して、十分に温めておきましょう。
2.温まったグリルに下処理をした鮎を並べます。
(お皿に盛るきに表になる面を上にする)
3.強火で2分ほど塩がふくように焼きましょう。
4.表面に焦げ目がついたのを確認したら、弱火にして中までじっくり火を通しましょう。
片面焼きグリルで表10分裏7分ほど焼き、鮎の脂をしっかりと落とします。
(ひっくり返すのは一度だけ)
5.火が通ったら鮎が熱いうちに串を回転させ、冷めたら引き抜きましょう。
6.焼いている間は、グリルのそばを離れないでください。
ポイントは強火で表面のみ焼く!
あとは弱い遠火でじっくり焼くことです。
皮はパリッと中はふっくらした鮎の塩焼きが出来上がります。
鮎の塩焼きはグリルで焼く前の下準備で差がつく!?
川魚は匂いがくさそうなイメージがするなど、鮎を食べたことがない人や苦手な人でも大丈夫!
しっかりと下処理をした鮎は、淡泊でくさみを感じない美味しい魚なんです。
頭や骨、内臓などを丸ごと食べられる鮎。
しかし内臓の苦みがどうしても苦手という人は、しっかりと取り除いておきましょう。
<下処理の方法>
1.多めの塩を手に取り、表面の汚れ、ぬめり、うろこを取る。
ぬめりの取り方
ちょっと多めの塩を振って軽く手で塩もみをし、その後水できれいに洗い流します。
ぬめりは取っても取っても出てくるので、焼く直前に処理しましょう。
うろこの取り方
うろこは包丁の先でしっぽから頭に向かい軽くこそぎ落しましょう。
お腹の中のフンを取り除く。
肛門の辺りを軽く押さえ、おなかをきゅっと押してフンを出しておきます。
水洗いをし、水気をよく拭き取りましょう。
<串打ちの方法>
1.串を口から刺し入れ、エラブタから串先を出し、1cmぐらい先の身に串先を刺す。
2.鮎を「く」の字に曲げ、中骨を縫うようにくねらせながら串を刺しこんでいく。
3.しっぽを持ち上げ、串先を出す。
<化粧塩をふる>
1.鮎の両面にまんべんなく塩を振りかける。
2.尾びれ、背びれ、腹びれ、そしてしっぽには多めの塩を手でつける。
(焦げを防ぐため)
ひれもしっぽも丸ごと召し上がる場合は、塩の量を少し加減してください。
せっかく淡泊な味わいで美味しい鮎が塩辛くなってしまいますので、塩は適度につけましょう。
まとめ
香魚とも呼ばれ、水質が良い河川で獲れる鮎はスイカのような香りがします。
川魚には独特の臭みがありますが、同じ川魚でも鮎は別格!
特に旬の時期の鮎は、骨も柔らかく美味しいんです。
しっかりと下処理をし焼き方に気を付けると、ご家庭も簡単に美味しく調理できますよ。
本格的な鮎の塩焼きを食卓に並れば、家族も喜んで食べてくれますね。